秋鮭
秋に獲れる産卵間近の鮭
鮭の種類は豊富で日本で鮭といえば白鮭を指し、成長の過程や漁獲時期などによって呼び方が変わります。
秋に産卵のために故郷の川に戻る鮭を秋鮭や秋味と呼び、雄のお腹には白子、雌のお腹には筋子を持っているのが特徴です。
白子を成長させるために体脂肪が使われるので、脂分が控えめでさっぱりした味わいです。
おいしい見分け方
切り身の場合は、皮が銀色に光り輝き光沢のあるもの、身の色がはっきりして鮮やかなもの、ドリップといわれる水分がないものを選びましょう。
1匹丸ごと購入する場合は、目の色や腹部の張りで鮮度を判断しましょう。
鮮度を保つ保存方法
切り身をすぐに使わない場合は、水分をしっかりふき取ってキッチンペーパーで包み、さらにラップに包んで冷蔵庫で保存します。味噌やオイルに漬ける場合は、1週間ほど保存できます。
冷凍保存の場合は、切り身を1切れずつラップに包み、保存袋に入れて2週間ほどを目安に使い切りましょう。
使うときには冷蔵庫内で自然解凍するとおいしくいただけます。
お料理ひとくちメモ
毎日食べても飽きないおいしさがある鮭は小骨や臭みが少ないので、お子さんも食べやすく、いろいろな料理に使いやすいです。
秋鮭の出回る頃はまだ暑さも残り、長時間火を使う調理は避けたいものですよね。そこでおすすめの料理がホイル焼きや包み蒸し。具材を切って包むだけ!脂肪の少ない秋鮭もしっとりふっくら仕上がります。しかも洗い物も少なく楽チン!
合わせる具材に秋の味覚きのこをたっぷりと使えばうまみも増し、カルシウムの吸収率が上がります。冷蔵庫の残り野菜と合わせれば一度に主菜と副菜を調理でき、時短にもなります。
味付けはポン酢とバターに薄切りレモンをのせて。ホイルを開けたときに漂う湯気とさわやかな香りが食欲をそそりますよ。
他には塩、こしょう、ローズマリーなどのハーブ、ミニトマト、白ワイン、オリーブオイルを回しかけ、ちょっとオシャレに。
身自体があっさりしているので、炊き込みや混ぜ込みごはん、ムニエル、フライ、クリーム煮といった料理に向いています。