チンゲンサイ
日本で親しまれる中国野菜
日本で身近な中国野菜の一つで、白菜の仲間です。
味にクセが少なく、シャキシャキとした歯ざわりが特徴で、ゆでたり炒めたりとさまざまな調理法で楽しむことができます。
おいしい見分け方
葉の緑色が濃くてみずみずしく、軸が短めで葉が密についているものを選びましょう。
葉に厚みと張りがあり、根元がふっくらしているものは甘みがあります。
鮮度を保つ保存方法
水をたっぷりと湿らせたペーパーや新聞紙で包み、保存容器や保存袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
水を張ったボウルに根元をつけてザルにあげ、水気を切っておくとより長持ちします。
サッと塩ゆでし、ラップで包んで冷凍保存することもできます。
お料理ひとくちメモ
中国が原産で日本に伝わったのは1970年頃です。アクが少ないので下ゆでの必要がなく、使い勝手の良い緑黄色野菜。
根元は土や汚れがたまりやすく、残っていることが多いため、根元に十字の切り込みを入れて水の中でよく振り洗いをするか、一枚一枚はがしてしっかり洗ってから調理しましょう。
肉厚な軸の部分はシャキシャキとした歯ざわりを楽しめ、中華料理のみならず、和風、洋風にも合わせやすいです。
油との相性も抜群で、炒めたり、ゆでたりするときに油を少量加えると、色鮮やかに仕上がります。また、ビタミンやミネラルが豊富なため、油と一緒に摂取することで吸収率がアップします。
炒めるときはシャキシャキの食感を残すため、強火でサッと加熱するのがポイント。茹でるときは根元の方が火の通りに時間がかかるため、根元から先にゆでます。
チンゲンサイ自体の味はとてもあっさりしているため、肉や魚、海老などと合わせて調理するとおいしさが引き立ちます。