しいたけ
香りよし、味よしの肉厚でジューシーな秋の味覚
西洋のマッシュルーム、東南アジア・中国のフクロタケにならぶ世界三大「栽培きのこ」の1つとされる“生しいたけ”は、食物繊維やミネラルの他、ビタミンB群・Dなどのビタミン類を豊富に含み低カロリーです。
干すとビタミンDが増加し、カルシウムを多く含む乳製品などと一緒にとることで骨粗しょう症の予防などが期待されています。
おいしい見分け方
かさが開きすぎていなく、裏側のひだの部分も白っぽく綺麗でハリがあるもの。軸はよく乾いており短く、太いもの。
大きさより肉厚かどうかを重視して選ぶようにしましょう。
鮮度を保つ保存方法
鮮度が落ちやすいため、早めに食べ切りましょう。保存する場合は、ひだを上に向けてパックに入れたまま冷蔵庫の野菜室に入れます。また、密閉容器に入れて冷凍保存すると、調理の際も解凍せずそのまま煮物や炒め物などに使えて便利です。
お料理ひとくちメモ
しいたけは煮て良し、焼いて良し、干して良しと万能に使えるきのこなので、日本の食卓にはぴったりな食材です。
生しいたけは水で洗うと風味が落ちるため、ふきんやキッチンペーパーなどで汚れを拭き取ります。この風味や歯ざわりを生かした料理に茶碗蒸し、天ぷら、炊き込みご飯、肉詰めなどがありますが、肉厚のしいたけなら網焼きにして、バター醤油や絞ったレモンでいただく味も格別です。冬を越した春のしいたけは身が締まってうま味が増します。
秋に出回るものは香り高いのが特徴で、すき焼きや湯豆腐など鍋物に欠かせません。
きのこの旨味をしっかり閉じこめるホイル焼きは、数種類のきのこを組み合わせることで旨みと風味が相乗効果でより一層美味しくなる上に、しいたけの出汁のおかげで、手の込んだ仕上がりになります。
しいたけの肉詰めを簡単にアレンジにするには、ツナマヨや味噌マヨを使えば火通りを気にすることなく、お弁当のおかずにもなるのでおすすめです。