さといも
ねっとり、もっちり食感を楽しむ
株の中央に親いもがあり、その周りに子いも、さらにその周りに孫いもができます。一般的に目にしているものは子いもや孫いもがほとんどです。親、子、孫と続くことから、子孫繁栄の縁起物としてお正月料理にも使われます。いもの中では最も低カロリー。
おいしい見分け方
泥つきで皮がしっとりしていて、表面に傷のないものを選びましょう。
品種を問わず、全体的にふっくらと丸みを帯び、ずっしりと重量感のあるものが実が詰まってねっとりほくほくです。
芽が出ているものは成長しすぎており味が落ちているため、避けましょう。
鮮度を保つ保存方法
過度な湿気と乾燥に弱いので新聞紙などに包み、風通しのよい冷暗所で保存しましょう。
おしりの部分を触ってみてふかふかしているものは、傷んでいる可能性があるので避けましょう。
夏場など室温が高温になる場合は野菜室での保存がおすすめですが、低温すぎると味が落ちてしまうので注意が必要です。
お料理ひとくちメモ
煮っころがしのイメージが強いさといもですが、淡白な味わいは他の食材とけんかすることなく、さまざまな調理法が可能です。
まずは揚げてみましょう!一度加熱して柔らかくしたさといもを180度の油で素揚げします。ほっくり、ねっとりとしたなんとも言えない食感はくせになる味わい!さといもそのものの味わいをじっしくり楽しめます!お好みの塩をパラッとふりかけ、おつまみやおやつにもぴったりですよ。
下処理は手軽に電子レンジがおすすめ。よく洗って皮付きのままラップをし、3~4分加熱します。粗熱が取れたらツルっと皮がむけます。そのままマヨネーズにハム、きゅうりを混ぜてサラダにしてもいいですね。
また、オーブン料理もおすすめ。玉ねぎとベーコン、下処理したさといもを炒めてホワイトソースで和え、チーズをのせてオーブンへ。ねっとり食感と、とろ~りチーズが相性抜群です。きのこやほうれん草を加えてかさ増ししても良いですね。
また、皮をむいて薄めにスライスすれば、さっと火が通るので炒め物にも使えます。肉の油との相性もいいので、豚バラ肉とさっと炒めて甘辛く味付けしてみてください。ご飯がすすみ、お子さんももりもり食べてくれます♪