れんこん
シャキシャキ食感!根菜界の縁起物担当
蓮の地下茎を食用にしてあり、泥沼の中で育ちます。でんぷんとビタミン、粘り成分のムチンが豊富に含まれています。
アクが強い食材のため、水や酢水にさらすことで、切り口の変色を防ぐことができます。
おいしい見分け方
表面にツヤがあり、色ムラや傷がなくふっくらとしていて厚みと重みがあるものが良いです。
切り口が白くみずみずしく、茶色に変色していないものを使いましょう。
穴の中が黒ずんでいないものは古いものです。
節と節の間は、長めで太くてきれいな円柱をしているものがよいでしょう。
鮮度を保つ保存方法
丸ごとの場合は、新聞紙に包み、保存袋に入れれば冷蔵庫で4~5日保存できます。
断面が出ている場合はラップでくるんでから新聞紙で包みましょう。
皮を剥いたものは全体が水に浸かるようにして冷蔵庫で保存し、早めに食べるようにしましょう。
冷凍保存は皮をむき、調理しやすい大きさに切り、軽く茹でたものを水気を拭き取ってから保存袋に入れて冷凍します。
お料理ひとくちメモ
調理の仕方によって、シャキシャキとした食感とややねっとりとした食感に仕上げることができます。
6月頃に収穫が始まる「新(春)れんこん」はみずみずしくあっさりとした味わいが特徴的で、アクが少ないのでサラダの具として風味と食感を味わうことができます。
それ以降に収穫される分は泥沼の中で寝かされ、れんこんのタンパク質が糖に変わり、れんこんの旨味が増すまで熟成されます。
そうすることで秋から冬にかけてのれんこんは粘りと旨味が増し、より味わい深くなります。
秋れんこんの特徴である粘りを利用して、もっちりとした食感のれんこん餅を作ることができます。
すりおろして少量の片栗粉と塩をまぜ、丸めて油で揚げるだけで完成します。
また、穴が開いていて先が見通せることから縁起物として扱われ、おせち料理などにも欠かせない食材です。