菜の花
春の訪れ、春の恵みを楽しむ緑黄色野菜
ほろ苦さと香りが特徴の早春を代表する野菜。菜花(なばな)と呼ばれることもあります。
免疫力アップや美容に貢献する栄養素を多く含みます。
おいしい見分け方
つぼみが開いておらず、小ぶりで形が揃ったものを選ぶと良いでしょう。
葉や茎がシャキッとした新鮮なものを選びましょう。
花が咲き始めると味が落ちるので、できるだけ早いうちに食べましょう。
鮮度を保つ保存方法
菜花類はむき出しで置いておくとすぐにしなびてしまうので、湿らせた新聞紙などにくるみ、袋に入れて冷蔵保存しましょう。
長く保存したい場合は下茹でして小分けにし、冷凍保存しましょう。使う時は自然解凍しましょう。
お料理ひとくちメモ
春野菜の強い香りや苦み成分は、体内の老廃物や毒素を排出してくれる働きがあります。
定番のお浸しや和え物、炒め物、揚げ物、漬け物、汁物などさまざまな料理に活用し、すっきり気持ちのいい春を過ごしましょう。
ほろ苦さが気になる場合は、茹でると甘みが出るのでさっと下茹でしてから使いましょう。
菜の花に含まれるβカロテンは油脂と一緒に摂ると吸収率が上がるので、油脂を使った調理法がおすすめです。
常備して置くと便利な菜の花のジェノベーゼソース。フードプロセッサーに茹でた菜の花をざく切りにして入れ、オリーブオイル、にんにく、松の実、粉チーズを入れてなめらかになるまで撹拌し、塩で味を調えたら完成。パスタ、リゾット、肉や魚のソテー、フライ、温野菜などいろいろ活用できます。
栄養面も抗酸化作用のβカロテン、骨や歯の健康をサポートするカルシウムやビタミンK、造血作用のある葉酸、高血圧予防に良いとされるカリウム、整腸作用のある食物繊維も豊富です。
冬場にたまった老廃物を春の恵みをおいしくいただいてデトックス!