水菜
冬の到来を告げる伝統野菜。
シャキシャキ食感が特徴で、どんな食材にも合う水菜は、緑黄色野菜で万能に使えます。
水菜は、葉に多くの深いギザギザの切れ込みがあるのが特徴です。
一年中市場に出回るようになりましたが、古くから京都で栽培されていた京野菜です。
霜にあたってから味がよくなるため、「水菜が並ぶようになると冬本番」ともいわれるほどです。
おいしい見分け方
葉の緑色が濃く、葉先までみずみずしく、ピンとしているものが良いとされています。
水菜は根元から悪くなっていくため、根元のチェックは重要です。
茎がしっかりしていて白くツヤがあり、まっすぐのびているものを選びましょう。
鮮度を保つ保存方法
洗わず、乾いたペーパータオルや新聞紙などで全体を包み、根元の部分のみ湿らせたら、購入時に入っていたビニール袋に入れておきましょう。野菜室で1~2週間ほどもちます。
冷凍保存をする場合は水洗いし、食べやすい長さにカットして水気を拭き取り、密閉容器に入れておけば1ヶ月ほどもちます。
冷凍した水菜は解凍せず、そのまま加熱調理しましょう。
お料理ひとくちメモ
水菜はカロテン・ビタミンCが豊富で、鉄分・カリウム・カルシウムなども多く含む緑黄色野菜です。
冬の食生活では不足しがちなミネラル分を補充することもできます。
水菜に含まれているビタミン類は水溶性なので、鍋などで食べる場合は汁ごと食べると、栄養をより多く吸収することが期待できます。肉や魚の臭みを消してくれるので、今の時期の鍋物にもぴったりです。
冬の水菜は少しかためなので、生食にする場合は、刻んだものを軽く塩もみすると、しんなりして食べやすくなります。
下処理もほとんどいらず、和洋中どんなお料理にも使いやすい野菜です。