レモン
さっぱり爽やか!あらゆる料理に万能果実
生産のほとんどを輸入に頼っているレモン。国産のものは希少価値があり高値ですが、残留農薬や防カビ剤の心配がないため、近年とても人気の食材です。レモンを使用するレシピも多くみられるようになりました。ビタミンCを多く含むため美肌に役立ち、女性には特に人気の食材です。
おいしい見分け方
皮に張りとつやがあり、しっかりと弾力があるものが新鮮です。
鮮やかな黄色のものが太陽と水分をしっかり吸収して育ったため、みずみずしく果汁が多いでしょう。
手に取って重みを感じるものも良いです。へたの部分が緑色のものが良く、茶色っぽく変色しているものは収穫から日数が経過し、果汁が減っているサインです。
鮮度を保つ保存方法
レモンは皮ごと保存する場合は、塩を付けて良く洗いましょう。特に輸入レモンには、ワックスや防カビ剤が残っているのでしっかり落としましょう。洗ったらキッチンペーパーで包み、ポリ袋やラップでくるんで野菜室に保存します。
皮に傷がつくとそこから劣化していくので丁寧に扱いましょう。
また、レモンで保存食を作るのもおすすめ。
レモン:氷砂糖:りんご酢を同量で作ります。氷砂糖が解けたら冷蔵庫で保存し、1か月以内に飲み切りましょう。
お料理ひとくちメモ
レモンは料理の味を引き締めたり、揚げ物の油分をさっぱりさせたり、ドレッシングのアクセントになったりと万能。
製菓ではチーズケーキには欠かせず、特に人気のバスクチーズケーキにはたっぷりのレモン果汁を使用します。
このように、レモンはあらゆる料理に使われる果物の代表と言えるでしょう。
エスニック料理とも相性がよく、ナンプラーなど香りの強いものにも調和することができます。肉や野菜をごま油で炒め、焼きそば麺を加えて鶏がらスープの素とナンプラーで味付けし、仕上げにレモンをギュッとしぼれば、まるでタイ風焼きそばパッタイのような香り。
栄養面では酸味と香りで薄味の料理にも味の変化を出せ、おいしく減塩できます。塩分を取りすぎる傾向にある日本人には有効な食材です。他にもカルシウムの吸収を高めたり、疲労回復、生活習慣病予防、美肌効果など。また、香りにはリラックス効果も。
栄養面でも万能なレモンを上手く使いこなせば料理のマンネリ解消に役立ちます。旬の国産レモンで、安心とおいしいを取り入れてみましょう。