いよかん
長年愛されているかんきつの代表
皮をむくとさわやかに香り、汁がしたたるほどみずみずしく、長年日本で愛されている冬の柑橘の一つです。
愛媛県の旧名である伊予国から名づけられたと言われていますが、発祥は山口県です。
鮮やかなオレンジ色、ジューシーで大粒な果肉、甘酸っぱい味がやみつきになります。
おいしい見分け方
持った時にずっしりと重く、皮に艶と張りがあり、皮が果肉から浮いてふかふかしていないものを選びましょう。
ヘタが小さく色が濃い橙色のものを選びましょう。
鮮度を保つ保存方法
直射日光を避け、風通しがよく涼しい場所で保存します。
冷蔵庫で保存する場合は、乾燥を避けるため、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。
収穫後から徐々に食味が落ちていくので、なるべく早く食べるようにしましょう。
お料理ひとくちメモ
いよかんの外の皮は意外と簡単にむけ、果肉が柔らかいのが特徴です。
皮をむいてそのまま食べることが多いですが、リーフサラダの上に添えたり、キャロットラぺに加えるとレストランのような味を家庭で再現することができます。バランスのよい甘酸っぱさとドレッシングが織り成す味のハーモニーを楽しめますよ。
その他に鶏肉とも相性がよく、味わいに爽やかさがプラスされ、見た目も華やかになります。
また、量がたくさんある時は、マーマレードやシロップ漬けにするのもおすすめです。苦みの少ないいよかんの皮はクセが少ないため、皮も果肉もまるごと使ってマーマレードにしても柔らかく食べやすいです。
果汁たっぷりな実は、スムージーにして手軽なビタミンC補給にいかがですか。