たらこ
食卓に彩りも添えてくれるマルチ食材
たらこはスケソウダラの魚卵を塩漬けにしたもので、これに唐辛子・だし・日本酒などの調味液を漬け込んだものが「辛子明太子」です。たらこには辛みがありませんのでお子様にも人気ですが、塩分が多いのでとりすぎに注意しましょう。
たらこは、年中食べられている為、旬があることは意外に知られていませんが、スケトウダラの漁の時期は決まっており、10月~1月に行われます。
おいしい見分け方
ふっくらしていて粒が大きく、皮が薄くピンと張っているものが新鮮です。 赤黒いスジは血管で、これがあると口当たりが悪くなるので避けましょう。また時間が経つと、やや黒ずんでくる傾向があるので注意して見る必要があります。
鮮度を保つ保存方法
生の場合、冷蔵保存で1週間ほど保存できます。パッケージに記載された賞味期限内に食べきりましょう。
冷凍する場合は、一腹ずつ、使いやすい大きさに切り分けてラップで包み冷凍庫で保存します。
電子レンジで解凍すると火が通ってしまう場合があるため、自然解凍がおすすめです。
常温で数分置いておくと、薄皮がはがれやすくなります。
お料理ひとくちメモ
たらこは旨みに加え、ほどよい塩気があるので、和洋中どのレシピにも相性抜群です。おにぎり、パスタ、チャーハン、さらにはトーストや卵焼きといった定番料理にもちょい足しができるのが魅力です。
パスタやタラモサラダを作る際は、生ぐささを抑えるためにレモン汁やレモンの皮のすりおろしを少量入れると、さわやかな仕上がりになります。調味料代わりとしても大変使いやすく、マヨネーズやクリームソースと組み合わせるとどんな食材にも合わせやすく、食べやすい味になります。
塩分を抑えたメニュー「豆腐のたらこあんかけ丼」のご紹介。たらこと手でちぎった豆腐を水1/2カップポン酢大さじ4で煮たら、片栗粉でとろみをつけます。ご飯に千切りキャベツをたっぷりのせ、熱々のたらこと豆腐の汁をかけたら完成です。