タラ

あらゆる料理に!旨みたっぷり冬のたら

タラは身が淡白であっさりした味わいが特徴。高タンパク、低脂肪で消化が良いことから、離乳食としても用いられ、赤ちゃんが最初に食する魚と言われています。淡白な分、調理法を選ばず、蒸し、焼き、揚げなどどれもマッチします。鍋やホイル焼きの和食からフランス料理ではポワレでおめかし。いろんな表情をもつ魚です。


おいしい見分け方

全長1m前後になることから、1匹ではなく、切り身で売られていることが多いです。切り身の状態では身に透明感があり、切った部分のエッジがたっているものを選びましょう。
1匹で購入する場合は、目が澄んでエラが赤いものが新鮮です。

鮮度を保つ保存方法

切り身はなるべく購入してすぐに使うのがおすすめですが、すぐに使わない場合は、まんべんなく塩を振り、出てきた水分をキッチンペーパーなどでふき取り、ぴっちりラップで包みます。そのまま冷凍庫で保存しましょう。
塩の分量は魚の重量の1%以下にすると、ほどよい塩味のまま保存できます。解凍はじっくり冷蔵庫で自然解凍、又は流水で30分程で解凍できます。

お料理ひとくちメモ

タラは調理法を選ばない万能食材!ホイル蒸し、ソテー、フライ、唐揚げなどどんな調理法にも適します。
淡白であっさりしていますが、旨みもしっかりもっています。その旨みを生かし、大人も子供も大好きでおすすめなのはフライ調理。パン粉を表面にまとわせることで、身の旨みが閉じ込められ、食べたときにタラの旨みがフワッと香る仕上がりになります。パン粉にハーブなどでアクセントを効かせるのもおすすめです。
また、タラを干してから、里芋などの根菜と一緒に甘辛く煮る棒鱈の煮物は、関西地方のお節料理。干している分、旨みが凝縮され、煮崩れることもありません。しっかり甘辛く仕上げられることが多いので、酒の肴やご飯のおともにぴったり。
お節料理と言えば、伊達巻きにも使われるタラは鮮度が命です。冬には欠かせない食材のタラは、寒い時期の代表格と言えるでしょう。

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