タコ

足が8本ある軟体動物

日本では一般的にタコといえばマダコを指し、国内で食用として主に食べられているのはマダコ、ミズダコ、イイダコです。
マダコはうまみが豊富で弾力があり、ミズダコはタコの中で最も大きく、マダコ程うまみはないものの柔らかい食感が特徴です。
イイダコはタコの中では小ぶりで、加熱しても身が硬くなりにくいため、煮物で食べられることが多いです。


おいしい見分け方

生タコの場合は灰白色で斑点があり、吸盤に指を当てると吸い付くものが良品とされています。
茹でタコの場合は色が鮮やかで足の先までしっかりと巻いてあり、皮がむけていないものを選びましょう。
吸盤の大きさが揃っており、間隔が均一で張りのあるものを選びましょう。

鮮度を保つ保存方法

軽く湯通しし、粗熱をとってからペーパータオルで水気を取り、ラップに包んでチルド室で保存します。
食べやすい大きさに切ってからラップをし、保存袋に入れて冷凍保存も可能です。
解凍する際は冷蔵庫に移し、時間をかけてゆっくり解凍します。

お料理ひとくちメモ

タコは世界中に200種類ほど生息しており、食用とされるのはそのほんの一部です。国内でタコの名産地といえば明石ダコで有名な兵庫県です。また、モーリタニアやモロッコからの輸入物も多く、スーパーには一年中出回っています。
実はタコには雄と雌で違いがあり、見分け方があるのを知っていますか?吸盤の形に着目しましょう。
吸盤の大きさが不揃いなものは雄、吸盤の大きさが均一に揃っているものは雌とされています。雄よりも雌の方が身が柔らかくおいしいそうですよ。歯ごたえの良さを重視するなら雄を、柔らかさを重視するなら雌を選んでくださいね。
日本では古くからなじみの深い食材で消費量は世界一位。これからの暑い季節にぴったりな一皿「マリネサラダ」をご紹介します。
季節の果物とも相性が良いのでチェリーやキウイなどと一緒に、オリーブオイルと塩、レモン汁でシンプルに味わってみてくださいね。ワインのお供やおもてなし料理にもおすすめです。
また、関西を中心に夏至から数えて11日目にあたる半夏生(はんげしょう)に、豊作を祈ってタコを食べる習慣があります。
これは、作物がタコの足のように大地にしっかりと根を張ることを祈願するといった意味が込められているそうですよ。

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