金目鯛
赤い深海魚
金色に輝く大きな目が名前の由来になっています。鯛の名前がついているので、マダイやクロダイの仲間だと思われがちですが、深海魚です。暗い深い海でも効率よく獲物を見つけるため大きな金色の目をもっています。その目を支える筋肉は非常に発達しており、煮付けなどでは絶品の部位として人気があります。
おいしい見分け方
目に透き通るような透明感があり、身は赤く鮮やかで触ると張りがあるものを選びましょう。
大きいほど脂がのり、旨みが増すので、一匹買う時は大きいものを選びましょう。
切り身の場合は、身が厚く弾力があり、皮と身の間に白い脂の層があるものを選びましょう。
鮮度を保つ保存方法
購入後すぐに冷蔵保存します。
冷凍しても味が落ちにくいため、冷凍されて売られているものは冷凍庫で保存します。
解凍する時は凍ったまま冷蔵庫に入れてゆっくり解凍することで、うまみを逃がすことなく解凍することができます。
お料理ひとくちメモ
鮮やかな赤色からおめでたい席でよく使用され、高級魚の中でも身近な存在です。
肉質が柔らかく、クセのない白身が特徴で、1年を通して脂がのっています。
鮮度の良いものは、刺身で食べるのが一番お勧めです。皮もおいしく食べることができるので、湯引きや炙りにして食べるとよりおいしく食べることができます。余ったアラも汁物やアラ炊きにするとおいしいので、捨てずに食べてみてくださいね。
また、金目鯛と言えば煮付け。ふんわり柔らかく、脂ののった身と甘辛い味付けはご飯のお供にぴったり。
小骨も少ないのでお子さんやご年配まで安心して食べられます。
購入しても直ぐに調理しない時は、塩麹や味噌などに漬けて保存すると風味も増し、そのまま保存するよりも日持ちがします。