ブリ
脂ののった出世魚!
ブリは脂がのったおいしい魚です。秋から冬にかけてのブリは寒ブリと言われ、引き締まった身、甘い脂がとろける味わいで多く親しまれています。養殖にはない生きた味わいは、この時期にしか味わえない天然ブリの醍醐味です。
成長に合わせて名称が変わる出世魚で、その基準や名称は地域によって違いがあります。
おいしい見分け方
目に濁りがなく全体が丸くふっくらしていて、胴体にある黄色の線が鮮やかなものを選びましょう。
切り身の場合は、血合いが鮮やかな紅色をしていて、切り口にエッジが効いたものは鮮度が良い証です。
また、皮の色で身と腹を見分けることができます。脂ののりの良いブリが好みの場合は、腹側である白い皮の切り身を選ぶと良いでしょう。逆に背側は皮の色が緑っぽく、脂身は少ないですが身のうまみが感じられます。
鮮度を保つ保存方法
切り身をすぐに使わない場合は、キッチンペーパーで余分な水分を優しくふき取り、ラップに包んで冷凍保存しましょう。
脂身の部分が特に酸化しやすいため、翌日以降は冷凍保存がおすすめです。
お料理ひとくちメモ
旬の新鮮なブリで、さまざまな料理に挑戦してみましょう。
生で味わう場合はお刺身だけでなく、カルパッチョにしてみましょう。その場合、ブリは独特の味わいとうまみが強いため、香りを効かせるのがポイント。オリーブオイル、ビネガーに少しの砂糖を加えて、柚子胡椒をプラスしてアクセントをつけます。
また、エスニック感を出して香菜を散らしてもいいですよ。ブリのうまみが、強い香りとよく合います。
レモン汁の代わりにゆずやすだちを使用すると、和のテイストが加わり上品な仕上がりになります。
他には火を通す料理もおすすめです。小麦粉、卵、パン粉をまぶしてフライにしましょう。
サクっと揚げたブリカツは、中にブリのうまみがギュッと閉じ込められ格別です。下味に塩、こしょうをしっかり効かせ、レモンやすだちをギュッとしぼっていただきましょう。
小さな骨がないため、お子さんも食べやすいです。