商売人サポート部(精肉) K.S
精肉加工のできる職場を探していたとき、小学生の頃に通ったユニーに活きのいい精肉店があったことを思い出し志望。以来、各店舗の精肉部門を渡りあるき、2023年より商売人サポートへ。技能だけでなく商売人としての考え方、陳列、POPなどを指導している。

精肉を加工したいという動機で入社しましたが、お客さまに喜んでいただくために計画を立て、結果を出していくおもしろさを知りました。例えば、焼肉屋で食べるような切れ目の入った焼肉用の肉を写真付きで前面に出したときは、通常の200%の売上になりました。また、ガーリックペッパーライスが流行したときも、自分で食べたときの感動を伝え「小学生の好きなものランキング」に食い込ませるつもりで買い場をつくったところ、通常は1日1~2個だったものが70個ほど売れるということがありました。その喜びが仕事をするうえでの原点になっています。
社員だけではなく、メイトさんにもいい商売人になっていただくように教育に力を入れています。具体的には「数字を意識しているか」「競合店の状況を理解しているか」「一人で発注から陳列までできるか」などクリアしてほしい項目をチェックしながら、「×」の箇所に「〇」をつけられるように仕事を共にしながら指導しています。また、社内の技能検定の審査員としても、社員、メイトさんの技能の向上に貢献しています。ひとつひとつの項目や検定をクリアすることはもちろん大切ですが、それよりも伝えたいのは商売のおもしろさ。だからこそ、社員がいないときにメイトさんが発注から加工、陳列まで担当して成果を出したという報告を嬉しそうにしてくださると、こちらまで嬉しくなります。
時代が変われば、売れる商品も変わります。いつまでも現場に立ちながらお客さまとやりとりし、トレンドをキャッチしながら、より喜んでいただける施策を提案して続けていきたいと考えています。と同時に考えているのは、やはり次の人材を育てることです。世の中的には人材不足の課題があり、新しい人材の流入が即座に期待される状況ではない今、すでに働いてくださっている方一人ひとりを中心に育ってもらうほかありません。自分自身が現場に立ちながら、社員がいなくてもメイトさんだけで買い場を運営できるような仕組みづくりに努めていきます。