松茸
香りが命と言われる山のダイヤ・松茸。バイオ技術がこれほど発達しても、松茸はいまだに天然食材で、人工栽培が出来ないのです。赤松の根元に繁殖する松茸は、日本での収穫量が減ってしまったため、最近では中国・韓国やカナダ・アメリカなど、海外からの輸入物が増えました。国産にはかなわないと言うものの、輸入物も新鮮なうちに食せば、ナカナカの味と香りですヨ。
おいしい見分け方
傘の裏のヒダ部分が真っ白で、柄が太い物を選ぶ。
お料理ひとくちメモ
なによりも香りを味わうのが松茸です。
香りまで流してしまわないように、水では洗い流さないようにしましょう。
買ってきたらすぐに、濡れた布巾などでふきあげるように土をよく落とし、香りが逃げないように一本ずつアルミホイルでしっかり包みます。
その日のうちに食べる場合は冷蔵庫へ、その日以後に食べる場合は冷凍保存します。
魚焼きグリルやガスの直火で、ホイルに包んだまま焼き、食卓でホイルを開ければ、一瞬にして松茸の香りを楽しめますよ。
松茸を手で縦に割き、仕上げはスダチと醤油をたらり!ちなみに傘がある程度開いた中間のものが、最も香りが高く食べ頃です。