ゴーヤ
苦みで食欲増進!夏のゴーヤ
古くから沖縄で食べられてきた野菜で、熟す前の未熟果を食べます。苦みが魅力ですが、苦手な方は下処理を施しましょう。
とても育てやすく、家庭菜園で簡単に育ちます。現代では小学校低学年の夏の課題で「つるれいし」として栽培する機会があり、野菜として一般的に普及しています。
おいしい見分け方
表面が艶のある緑色で変色しておらず、張りがあり、重みを感じるものを選びましょう。
いぼがしっかりしており、ゴツゴツしているものは水分が抜けておらず新鮮です。
収穫から日が経つと表面に張りがなく、緑色がくすんできます。
鮮度を保つ保存方法
そのまま保存する場合は、乾燥を防ぐために新聞紙などに包んでからポリ袋に入れて野菜室に保存します。
種とワタを取り除いてから保存するとより日持ちします。その場合は、湿らしたキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れて野菜室へ入れましょう。ひと手間ですが、料理をする際にその手間が省けるので、おすすめです。
お料理ひとくちメモ
苦みが魅力の食材ですが、あまり苦みが強すぎても、他の食材とのバランスが悪くなってしまいます。
おすすめの下処理法は、種とワタを取り除き、ワタの部分に塩をふります。その際、緑の部分にまで塩をつけないようにしましょう。
塩には脱水効果があるので、ゴーヤの身のシャキッとした食感が失われてしまいます。
塩をふって5分ほどしたら、5mm前後に切り、熱湯でさっと茹でて冷水にとり、水分を拭き取ってから調理を開始してください。驚くほど食べやすくなります。
ゴーヤは油との相性が良く、いろいろな調理が可能です。例えばツナとマヨネーズと和えるだけでお子さんも食べやすい一品に。
ゆず胡椒を少し効かせれば大人の味に。
また、にんにく、生姜を効かせて豚ひき肉と炒め、オイスターソースなどで味付けしてごはんにのっけても。
ガツン!とした味は、夏バテ防止にもなり、育ち盛りのお子さんもモリモリ食べられますよ。