めばる
名前の通り、ぱっちりとした大きな目が特徴で、黒・金・赤の種類がありますが、これは生息している海の深さによる色の違いです。一説によると、魚の中でも視力が良いらしく、釣り糸を見分けてしまうこともあるので、釣るのが難しい魚と言われているそうです。関西では、タケノコメバルという言葉があるようで、これはタケノコが採れる頃によく採れる魚で相性が良いことから付いた言葉なのだそうです。淡白でしまった白身は、適度な脂もあり、骨離れが良く、煮付けによく使われます。カリウム、カルシウム、ビタミンなど良質のタンパク質を含み、低脂肪、低エネルギーの魚です。
おいしい見分け方
目がぱっちりして黒目と白目がはっきりしている物を選ぶ。
お料理ひとくちメモ
めばるとハーブのオーブントースター焼き
めばるの表面に切り込みを入れて、塩コショウ(コショウはできれば白コショウで)をふります。季節のハーブ(ニンニク・バジル・ローズマリーなど香りのある物ならなんでもOK)を粗みじんに切ります。めばるをアルミホイルに置き、上から季節のハーブとオリーブオイルを掛けます。アルミホイルできっちり包み込み、オーブントースターで約15分ほど焼きます(包み焼きなのでひっくり返す必要はありません)。ハーブの香りとめばるの上品な味わいがぎゅっと詰まった美味しい魚料理となります。きりっと冷えたさっぱり系の白ワインや日本酒が合いそうですね。