人気の川魚「清流の女王」

天然の鮎は澄んだ綺麗な川に生息し、スイカやきゅうりのような香りがすることから香魚(こうぎょ)の別名も持ちます。
また、生まれて1年以内に一生を終える年魚のひとつでもあります。
カルシウムはイワシの3倍とも言われており、骨の柔らかい旬の時期は特に食べやすくなっています。


おいしい見分け方

腹にハリがあり、目に透明感があって全体につややかなものを選びましょう。
また、身体の色がはっきりしているものが良いとも言われています。

鮮度を保つ保存方法

冷蔵で1日~2日ほどもちます。内臓の鮮度が気になる場合はワタを取り除き、洗って水気を拭いて保存します。
冷凍の場合は、下処理をせずにピッタリとラップなどを密閉させると2~3週間ほど保存できます。

お料理ひとくちメモ

天然物だけでなく各地の河川に稚魚が放流されており、それそれの河川で遊漁解禁日が決められています。
刺身で食べられる魚ですが、寄生虫の心配があるため天然ものは生食に向きません。
鮎の定番の食べ方といえば塩焼です。よく水分を拭き取り、背ビレと尾ビレに化粧塩を刷り込むと焦げ防止になります。
鮎から少し離してパラリと塩を振って味付けし、グリルなら中火程度で約15分で焼き上がります。
鮎の身は柔らかく淡泊なので、天ぷら、ムニエル、甘露煮としても楽しめます。
その日に釣った鮎を焼く場合も冷やした状態から調理しましょう。